コント・ラフォン マコンヴィラージュ(スクリューキャップ)[2016]レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン LES HERITIERS DU COMTE LAFON ビオディナミワイン

コント・ラフォン マコンヴィラージュ(スクリューキャップ)[2016]レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン LES HERITIERS DU COMTE LAFON ビオディナミワイン

「ドミニク・ラフォン氏が選んだマコンという土地」 コート・ド・ボーヌの南に位置するマコネ地区で、シャルドネ村が現存することから、シャルドネ発祥の地と言われています。

かつては、安い普段飲みの白ワイン産地と言われていましたが、近年では、綺麗な酸とふくよかなボディ、硬質なミネラルをもった高品質なワインが多く造られるようになり、脚光を浴びるようになりました。

ムルソーからはコント・ラフォンが、ピュリニー・モンラッシェからはあの、ドメーヌ・ルフレーヴがこの地に進出してきた事からも、その注目度の高さがわかります。

コント・ラフォンはコシュ=デュリと双璧をなすムルソーの巨人であり、他を寄せ付けない完璧なクオリティを誇っています。

ムルソーといえば芳醇な果実味とヴォリュームのあるリッチなテイストが人気ですが、そこへ磨き上げられたような緻密な質感と、堅さのないしっかりとした構造を打ち出してくるのがコント・ラフォン。

現在の当主、ドミニク・ラフォン氏と南仏でワイン造りを行う(ドメーヌ・マゼラン)弟のブルーノ・ラフォン氏、二人の父ルネ・ラフォンの代から名声を築き上げたコント・ラフォン。

それ以前はネゴシアンへ葡萄が売られていましたが、1967年よりもともとエンジニアだったというというルネ氏畑に出て、本格的にのワイン造りを開始。

その道は苦労の連続だったそうです。

60、70年代のブルゴーニュでは醸造テクニックに重点が置かれていましたが、そんな中でその古い製法に疑問を持ったコント・ラフォンは、新たな手法を積極的に取り入れる新しい世代のリーダーとなっていきました。

クオリティの高い葡萄を得るためビオディナミを実行し、1平方mあたり1本という低植樹率、発芽の抑制によって果実の収量を制限し、収穫は果実が完熟するのを待って手で摘み取ります。

葡萄樹の平均樹齢は32年と高く、一部の若木を除いて、大半は高樹齢の樹で構成されています。

特筆すべきはコールドセッティング方式の導入です。

コールドセッティング方式とは、発酵までの間に果汁を落ち着かせ、温度変化を避けるために低温で一時保存することを言います。

この方式はすべてのドメーヌが行っているわけではありませんが、コント・ラフォンは揺ぎない名声を築き上げた今でも、できるだけ細かいステップを踏み、丁寧に作業を進め、妥協を許さないワイン造りを行っているのです。

当主ドミニク・ラフォンは、若いころこそパワーのあるワインを求めたこともありましたが、今はワインにパワーよりもエレガンスやバランスを求めているそうです。

その言葉通り、上品な酸に支えられて丸く整った味わい、静かに立ち上る密度の高い複雑な香りなど、多彩な要素がバランス良く調和した姿は、まさにムルソーの最高峰と言えます。

その名声に甘んじず、(ムルソーのミニチュア版ではなく)マコンの素晴らしさを最大限に引き出すことを目的とし立ち上げたレ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンも成功をおさめ、ワインに対する情熱はブルゴーニュに留まらないようです。

有機栽培を実践し低収量でナチュラルなワイン造りでスーパーワインを造り上げる。

レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンでは、本家コント・ラフォンと同じビオディナミを実行して100%マロラクティック発酵、ノンフィルターで瓶詰めしています。

ムルソーと同じ贅沢な手法で造られるワインは、マコンらしいフレッシュさがありながら、ムルソーを思わせる凝縮した果実やナッツの香り、きっちりとしたミネラルと上品な酸があり、洗練された一流の風格が感じられます。

洋ナシや青リンゴを思わせるフレッシュな果実のアロマに、ミネラル、ヘーゼルナッツ、白い花のニュアンス。

非常にフレッシュで、綺麗な酸味がワインに溶け込んでおり、とろりとしたリッチな舌触りが心地よい仕上がりです。

これで、3000円台とはやり過ぎです。


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